(※
2018年10月25日に
Japan Cognitive Services Support Blog で公開した情報のアーカイブです。)
Cognitive Services
でこれまで複数に分かれていた音声を扱うサービス群 (Bing Speech API, Custom Speech, Translator Speech
等)
は、Speech Services
と呼ばれるひとつの新しいサービスに統合されました。
この Speech Services
が一般提供開始 (GA)
されたことに伴い、個別のサービスとして提供されていた Bing Speech API
は将来的にサービスが停止されます。既に Bing Speech API
のキーをお持ちのお客様は、Speech Services
に移行いただくための準備期間として 2019
年 10
月 15
日までお使いいただくことが可能ですが、Bing Speech API
の API
キーの新規作成は 2018
年 10
月 15
日をもって終了しました。
Microsoft では、これまで Speech (音声)
に関する複数のサービスを、異なるプラットフォーム上で提供しておりましたが、それぞれ別の API
キーが必要で、また機能の重複などもあり、サービスを選択いただく上での障害となっていました。そこで、これらの問題を解決するため Speech
に関連した複数の機能をひとつの API
キーでご利用いただける Speech Services
を、まず Public Preview
として提供開始しました。 Public Preview
を通じて Speech Services
の性能、品質も十分一般提供可能なレベルに達したことから、9
月 24
日に一般公開致しました。
上述の通り、Microsoft
としては、他の Azure
サービスとの親和性、サービスの連携におけるパフォーマンスの改善など、また複数ある Speech
関連サービスによる混乱を防ぐ目的で、独自プラットフォームの Bing Speech API
ではなく、Azure
上でホストされる Speech Services
のご利用へと誘導させていただいております。また、Bing Speech API
の新規 API
キーの作成を終了することで、新たにご利用を検討されているお客様には、近い将来確実に発生する Speech Services
への移行作業を未然に防ぐことができるものと考えております。
なお、既に Bing Speech API
をご利用のユーザー様においては、移行期間を設けて段階的に Speech Services
へ移行していただけるようになっております。
新たに Bing Speech API
を音声サービスのソリューションとしてご検討されていたお客様には、誠に恐れ入りますが、11
月 1
日より音声変換、音声合成、Custom Speech、音声翻訳の機能を 1
つのサービスに統合した Speech Services
の一般価格が適用されておりますので、是非ともご利用をご検討ください。
ご参考: Speech Services
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/speech-services/
ご参考: Azure Cognitive Services - Speech Service now generally available
https://azure.microsoft.com/en-us/updates/azure-cognitive-services-speech-service-is-now-generally-available/
ご参考: Cognitive Services
の価格 - Speech Services
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/details/cognitive-services/speech-services/
ご参考: Bing Speech
https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/cognitive-services/speech/
上記がお役に立てば幸いです。
Cognitive Services
開発サポートチーム