Blobの論理的な削除機能を有効にしている場合を考えます(保存期間N日)。
毎日一回Blobを上書きしていると、スナップショットがN個できます。
この中から、特定時点のスナップショットから復元するには、以下の手順を経る必要があります。
- ベースBlobをUndeleteして、そのBlobのすべてのスナップショットの削除を取り消す
- 所望のスナップショットからベースBlobにコピーする(スナップショットの昇格)
- すべてのスナップショットを削除する
この作業の前後で、スナップショットの保存期間が以下のように変わってしまいます。
- 作業前: M日前に上書きしてできたスナップショットの保存期間は(N-M)日
- 作業後: 全てのスナップショットが保存期間N日
このようにスナップショットの保存期間が延長され、Blob容量を長い期間浪費してしまいます。
論理的な削除で、スナップショットから復旧する場合、この問題は避けられないのでしょうか?