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ストアアプリと著作権について

質問
回答
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著作権とは何か、どういったことをすれば著作権を侵害することにつながるのかという話であって、ストアアプリの話とは直接関係ありませんよね。
(ストアの審査で OK だからといって権利を侵害していない、法に反しないことにはなりません。それを保障するのはアプリ作者の責務です)
著作権で守られるものは何か、自分が作りたいものはそれに抵触する恐れがあるのかをご自身で見つめ直してください。
考え直してみた結果、不安要素があるようであれば、あきらめるか、権利者に承諾を得るかが必要でしょう。コミュニティでは、法律面に関して OK/NG の断定的な回答は難しいのが実情です。
相談が必要であれば、権利問題に詳しい弁護士の方などが適当だと思います。- 編集済み AzuleanMVP, Moderator 2013年4月30日 12:34
- 回答としてマーク ふじさき 2013年5月2日 22:55
-
> 著作権などでリジェクトとなりますでしょうか?
Azuleanさんの回答の通りですが、補足しておきます。
「Windows 8 アプリの認定の要件」を読んでいただければ分かりますが、著作権などの知的財産権を侵害しているかどうかは、審査基準に含まれていません。端的に言えば、「著作権などでリジェクトされることはありません」。知的財産権の侵害については、「アプリ開発者契約」4)c.項によって、開発者自身が責任を持つこととされています。
なぜそうなっているかというと、ひとつには、知的財産権の侵害は第三者には判定できないからです。
たとえば著作権。違法となる侵害行為は、ざっくり言うと、次の場合です。
1. 無断で行えば、その国の著作権法で侵害となる行為 (日本と米国では大きく違う)
であって、
2. 実際に無断で行った場合
に、違法行為となります。
1.の判定は国ごとに基準が違う上に、明確に判定できる人はいません。最終的な判定は、どこの国でも裁判になります。
そして、2.は、当事者同士にしか分からないことです。第三者が、当事者間の契約(口頭での約束なども含む)を知ることはできないからです(公表されている場合 ---たとえば「ブラックジャックによろしく」など--- は分かりますが)。二つ目。米国の著作権法では、インターネットで場所を提供している者(Windows ストアでは Microsoft)にはセーフハーバー規定が適用されます(デジタルミレニアム著作権法)(注:実際に何が対象になるかは別途指定がある)。著作権侵害をしている第三者のアプリをインターネットで提供していても、著作権者からの申し立てがあったときに即座に取り下げればよいという「ノーティス・アンド・テイクダウン」を守れば、Microsoftには著作権侵害の責任は掛からないのです。
繰り返しになりますが、知的財産権の侵害について Microsoft は関知しません。すべて開発者の自己責任です。
なお、もしこれから著作権について学ぼうと思われるのでしたら、取っ掛かりとしては次が良いでしょう(たくさん挙げたいところですが、あえてひとつだけにします)。
・文化庁「著作権なるほど質問箱」biac [ http://bluewatersoft.cocolog-nifty.com/ ]
- 回答としてマーク AzuleanMVP, Moderator 2013年5月2日 23:42
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著作権とは何か、どういったことをすれば著作権を侵害することにつながるのかという話であって、ストアアプリの話とは直接関係ありませんよね。
(ストアの審査で OK だからといって権利を侵害していない、法に反しないことにはなりません。それを保障するのはアプリ作者の責務です)
著作権で守られるものは何か、自分が作りたいものはそれに抵触する恐れがあるのかをご自身で見つめ直してください。
考え直してみた結果、不安要素があるようであれば、あきらめるか、権利者に承諾を得るかが必要でしょう。コミュニティでは、法律面に関して OK/NG の断定的な回答は難しいのが実情です。
相談が必要であれば、権利問題に詳しい弁護士の方などが適当だと思います。- 編集済み AzuleanMVP, Moderator 2013年4月30日 12:34
- 回答としてマーク ふじさき 2013年5月2日 22:55
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> 著作権などでリジェクトとなりますでしょうか?
Azuleanさんの回答の通りですが、補足しておきます。
「Windows 8 アプリの認定の要件」を読んでいただければ分かりますが、著作権などの知的財産権を侵害しているかどうかは、審査基準に含まれていません。端的に言えば、「著作権などでリジェクトされることはありません」。知的財産権の侵害については、「アプリ開発者契約」4)c.項によって、開発者自身が責任を持つこととされています。
なぜそうなっているかというと、ひとつには、知的財産権の侵害は第三者には判定できないからです。
たとえば著作権。違法となる侵害行為は、ざっくり言うと、次の場合です。
1. 無断で行えば、その国の著作権法で侵害となる行為 (日本と米国では大きく違う)
であって、
2. 実際に無断で行った場合
に、違法行為となります。
1.の判定は国ごとに基準が違う上に、明確に判定できる人はいません。最終的な判定は、どこの国でも裁判になります。
そして、2.は、当事者同士にしか分からないことです。第三者が、当事者間の契約(口頭での約束なども含む)を知ることはできないからです(公表されている場合 ---たとえば「ブラックジャックによろしく」など--- は分かりますが)。二つ目。米国の著作権法では、インターネットで場所を提供している者(Windows ストアでは Microsoft)にはセーフハーバー規定が適用されます(デジタルミレニアム著作権法)(注:実際に何が対象になるかは別途指定がある)。著作権侵害をしている第三者のアプリをインターネットで提供していても、著作権者からの申し立てがあったときに即座に取り下げればよいという「ノーティス・アンド・テイクダウン」を守れば、Microsoftには著作権侵害の責任は掛からないのです。
繰り返しになりますが、知的財産権の侵害について Microsoft は関知しません。すべて開発者の自己責任です。
なお、もしこれから著作権について学ぼうと思われるのでしたら、取っ掛かりとしては次が良いでしょう(たくさん挙げたいところですが、あえてひとつだけにします)。
・文化庁「著作権なるほど質問箱」biac [ http://bluewatersoft.cocolog-nifty.com/ ]
- 回答としてマーク AzuleanMVP, Moderator 2013年5月2日 23:42