劇的な速さになりました！
ありがとうございました。
SQLに長けていると、アプリケーションのコーディングが楽になったり、速度的に有利になったりします。データベースを扱うアプリケーションの開発において、SQLのスキルを上げることは重要です。
質問（確認？）です：
①②には、英文字なし----入れても入れなくても変化無し。正常動作します。
なので入れませんでした---これで良いのでしょうか？
説明のために、「商品マスター」というテーブルがあるとしましょう。このテーブルは、商品ID、商品名、金額、登録日という４つの列を持っているとします。
select 商品ID from 商品マスター
基本的なSQLですので説明は要らないと思います。
さて、列名にはテーブル名を修飾として付けることができます。
select 商品マスター.商品ID from 商品マスター
（参考）
オブジェクト名としての識別子の使用
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ms187879(v=sql.105).aspx
の、「識別子を使用した列の参照」をご覧下さい。
実際、最初の例のように商品IDだけでも動作するのは、商品マスターと修飾しなくても、商品マスターというテーブルしかないので、修飾を省略できるからです。
また、テーブルには別名を付けることができます。
select 商品ID from 商品マスター as T
この場合、テーブル名で列を修飾すると、
select T.商品ID from 商品マスター as T
となります。ここで、asは省略できます。よって、
select T.商品ID from 商品マスター T
と書けます。もちろん、
select 商品ID from 商品マスター T
でも、ＯＫです。
別名（エイリアス）を付けるのは、複数のテーブルが出てきたときに、どのテーブルの列かを明示しなければならない時に便利です。
例を示します。ここでもう一つ、「仕入テーブル」を用意します。このテーブルは、商品ID、仕入れ日、登録日の３つの列を持っているとします。
select t1.商品ID, t1.商品名, t2.登録日
from 商品マスター as t1
inner join 仕入テーブル as t2 on t1.商品ID = t2.商品ID
asは省略できますから、
select t1.商品ID, t1.商品名, t2.登録日
from 商品マスター t1
inner join 仕入テーブル t2 on t1.商品ID = t2.商品ID
となります。
ここで、商品名はテーブル名の修飾が無くても問題ありません。商品名があるのは商品マスターにしかないからです。
一方、商品IDと登録日はテーブル名の修飾を外せません。これらの列はいずれも商品マスターにも仕入テーブルにもあり、どちらのテーブルの列を表示するのか明示する必要があるからです。よって、以下のように書けます。
select t1.商品ID, 商品名, t2.登録日
from 商品マスター t1
inner join 仕入テーブル t2 on t1.商品ID = t2.商品ID
以上の説明で別名を理解いただければ、それがご質問の答えになっていると思います。。
'(**）で始まるサブクエリ内の＜CTE＞について：
文字を変えてもOK（T,Pでも可）---正常動作します。
共通テーブル式（CTE）は一般的に以下の形をしています。
with 一時テーブル名（一時テーブルの列の定義）
as
(
一時テーブルにデータを注入するSQL文
)
一時テーブルを利用して処理を行うSQL文
ここで、一時テーブル名に付ける名前は任意です。その付けた名前を「一時テーブルを利用して処理を行うSQL文」で使用することができます。また、
with T(・・・・・・・)
as
(
・・・・・・・・・・・・
)
select T.列A from Aテーブル T
とした場合、一時テーブルの別名であるTと、Aテーブルの別名Tは同じ名前ですが、別物になります。
T.列ＡはAテーブルの列になります。
＃ご質問の意味を取り違えているところがあるかもしれません。その場合は、忌憚なくご指摘下さい。
＃ちなみに、
select * from Aテーブル, T
と、カンマが入ると、
select * from Aテーブル cross join T
と同じことになり、デカルト積が生成されます。つまり、両方のテーブルのレコードの全ての組み合わせが生成されます。
＃少し難しい話になるかもしれませんが、共通テーブル式（CTE）は再帰処理を行うことができます。今回のご質問では再帰ではなく、単に一時テーブルを作成してそれを利用しているだけというシンプルな方法でした。三輪の牛さんの「Withを使わないで同等のSQLを書くことはできます。」を少し補足すると、共通テーブル式（CTE）は単に普通のSQLの書き方の置き換えだけではないということにご注意下さい。
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