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Exchange に接続している環境の Outlook の ナビゲーションウィンドウに表示されるルートフォルダー名 (メールボックス名/表示名) について RRS feed

  • 質問

  • (この記事は 2015 年 7 月 27 日 に Outlook Support Team Blog JAPAN に投稿された同じタイトルの記事の再投稿です。)

    こんにちは。日本マイクロソフト Outlook サポート チームです。
    ナビゲーションウィンドウ内のルート フォルダー名 (Outlook 2007 ではメールボックス -<表示名>)について、以下のようなお問い合わせをいただくことがあります。
    ・ これまでは表示名で表示されていたのに、メールアドレスで表示されている
    ・ Exchange や Active Directory のユーザー情報を変更しても、ルート フォルダー名が変更されない
    ・ ルートフォルダー名を任意のものに変更したい

    今回は これらのお問い合わせに関連する動作と変更方法についてご紹介いたします。

    ■ルートフォルダー名として表示される情報について
    Outlook のバージョンによって、Outlook のナビゲーションウィンドウのルートフォルダー名に表示される情報が異なります。
    (サーバーから取得した情報で表示されますので、任意の情報で表示を変更することはできません。)

    ・ Outlook 2007 以前のバージョン : ユーザー情報内の表示名が表示されます。

    ・ Outlook 2010 以降のバージョン : SMTP アドレスが表示されます。

    これらの情報は、Outlook のプロファイル情報のレジストリにバイナリ値で保持されています。

    <レジストリの場所>
    Outlook 2010 以前
    HKCU\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Windows Messaging Subsystem\Profiles\<プロファイル名>

    Outlook 2013 以降
    HKCU\Software\Microsoft\Office\<バージョン>\Outlook\Profiles\<プロファイル名>

    Outlook プロファイルのレジストリ編集は、MAPI という API を使って行う必要があり、レジストリを直接書き換えたり、スクリプトでの変更を行うことは、動作の保証をしておりません。

    ■ルートフォルダー名を現在のサーバーの情報に変更する方法について
    Exchange や Active Directory のユーザー情報変更後の情報を表示させるには、以下のいずれかの方法で Outlook 側のプロファイルへの反映が必要となります。
    Outlook 2013/2016 については、修正プログラムの適用後から動作が変更となり、自動的に更新されるようになりました。

    <Outlook 2013 MSI の場合>
    Title : Outlook 2013 のセキュリティ更新プログラムについて2018 年 11 月 14 日
    URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4461486/description-of-the-security-update-for-outlook-2013-november-13-2018
     
    <Outlook 2016 MSI の場合>
    Title : Outlook 2016 セキュリティ更新プログラムについて2018 年 6 月 13 日
    URL : https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4022160/description-of-the-security-update-for-outlook-2016-june-12-2018
     
    <Office 365 ProPlus 2016 の場合>
    バージョン 1806 (ビルド 16.0.10212.10000) 以降
    ※補足
    バージョン 1810 以降 (ビルド 10926.10000 以降) では、ルートフォルダーの表示名に加え、アカウント情報、差出人も自動的に更新されるようになりました。

    <それ以外のバージョンの Outlook の場合>

    A. 既存の Outlook プロファイルのアカウントの修復
    B. Outlook プロファイルの再作成
    C. MFCMAPI を使用して編集 (ルートフォルダー名を任意の名前にすることが可能です。)
    D. MAPI を使ってストア名を変更する C++ のアプリケーションを作成 (ルートフォルダー名を任意の名前にすることが可能です。)

    D については、お客様にてアプリケーション開発を行っていただく必要がございます。
    A ~ C について、以下にそれぞれの手順をご案内いたします。

    A. 既存の Outlook プロファイルのアカウントの修復
    -----------------------------------------------------
    ※ Outlook 2013 ではこの方法では変更を反映させることはできません。

    1. Outlook を起動している場合には終了します。
    2. コントロール パネルを起動します。
    3. [表示方法] を "小さいアイコン" または "大きいアイコン" に設定する
    4. [メール] をクリックします。
    5. [プロファイルの表示] ボタンをクリックし、対象の Outlook プロファイルをダブル クリックします。
    6. [電子メール アカウント] ボタンをクリックします。
    7. [電子メール] タブが選択されていることを確認の上、該当アカウントを選択した状態で [修復] ボタンをクリックします。
    8. [電子メール アドレス] が正しい電子メールアドレスになっていない場合には変更します。
    9. [次へ] をクリックします。
    10. [完了] をクリックします。
    11. Outlook を起動して変更箇所が反映されていることを確認します。
     
    B. Outlook プロファイルの再作成
    -----------------------------------------------------
    1. Outlook を起動している場合には終了します。
    2. [スタート]-[コントロール パネル]-[メール] をクリックします。
    3. [メール セットアップ] ダイアログ ボックスが表示されますので、[プロファイルの表示] をクリックします。
    4. [追加] をクリックします。
    5. 任意のプロファイル名を入力し、[OK] をクリックします。
        ※ 1 バイトのアルファベットまたは数字をご利用ください。
    6. [自動アカウント セットアップ] ウィザードが表示されますので、対象ユーザーの情報を入力し、[次へ] をクリックします。
    7. 自動で Outlook 構成が開始されます。
    8. [セットアップの完了] 画面にて [完了] をクリックします。
    9. [メール] 画面の [Microsoft Outlook の起動時に使用するプロファイル:] にて [使用するプロファイルを選択する] にチェックを入れてください。
    10. [OK] をクリックし、[メール] 画面を終了します。
    11. Outlook にて、作成したプロファイルを選択して起動してください。
    12. Outlook を起動して変更箇所が反映されていることを確認します。
    - ご参考
    Title: Outlook 2010 で新しいプロファイルを追加する方法および起動時に使用するプロファイルを選択する方法
    URL: http://support.microsoft.com/kb/2179226/ja
     
    C. MFCMAPI  を使用して編集
    -----------------------------------------------------
    MFCMAPI は、メールボックスの MAPI 構造を直接表示し編集するもので、メールボックスや各アイテムの詳細な情報を表示します。
    1.以下のサイトの [Download] にある [MFCMAPI 32 bit executable – April 2017 (17.0.17099.01)] リンクからMFCMapi.exe.17.0.17099.01.zip をダウンロードします。
    Title: Release April 2017 (17.0.17099.01)
    URL: https://github.com/stephenegriffin/mfcmapi/releases/tag/17.0.17099.01
    2. MFCMapi.exe.17.0.17099.01.zip を解凍します。
    3. 解凍された MFCMAPI.exe を起動します。
    4. ダイアログが表示されたら [OK] をクリックします。
    5. [Session] メニューの  [Logon] をクリックします。
    6. お使いの Outlook プロファイルを選択し、[OK] をクリックします。
    7. 該当のメールボックス ストアをクリックすると、下段にそのメールボックスのもつ MAPI プロパティの詳細が表示されます。
    8. [PR_DISPLAY_NAME] をダブルクリックします。
    9. Property Editor が表示されますので、"Ansi" 領域にある表示名を上書きします。
      MFCMAPI は日本語での使用を前提として設計されていない為、2 バイト文字が正しく反映できない場合があります。
      日本語を使用したい場合、バイナリエディタなどでバイナリの値を取得し、9. の手順で "Ansi" でなく、"Bin" に値を入力します。
      (プレビューで文字化けを起こす場合がありますが、[OK] を押すと正しく反映されます)
    10. 修正後 [OK] をクリックします。
    11. MFCMAPI を閉じて Outlook のウィンドウに戻り、変更を確認します。

    ※ ご注意
    MFCMAPIの誤った使用方法により、データが破損する可能性がございます。
    本ツールを使用する場合には、十分に注意して操作を行ってくださいますようお願い申し上げます。

    本情報の内容 (添付文書、リンク先などを含む) は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。


    2019年5月27日 7:35
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