すべて選択は、プルダウンを複数選択したときのチェックの制御のための項目で、
ALLは、ディメンジョンの階層の「全体」を意味する項目なります。
ですので、存在している目的が違いますので、このように2つになるのが
仕様的におかしいということではありません。
とはいえ、ユーザーとしては「わかりにくい」のも確かです。
(キューブ・ディメンジョンに慣れていただかないと・・・)
対処としては
複数選択可能としている場合は、すべて選択は必須ですので、
Allを表示されなくするしかないと思います。
(これは、自動生成されたMDX式を編集するのでちょっとだけ敷居が高いです。)
このリストは、隠されたデータセットから取得されているので
- データセットフォルダを右クリック
- 非表示データセットの表示を選択
- リスト対象のデータセットの「クエリデザイナー」を開く
- MDX式に下記の記述があるので、内容に変更
[«Dimension»].[«Hierarchy»].ALLMEMBERS ON ROWS
↓
DESCENDANTS([«Dimension»].[«Hierarchy»].[All],0,AFTER) ON ROWS
修正は、
「階層の全メンバー」から、[All]の子孫のみ(Allを含まない)に変えるものです。
DESCENDANTSがいいのか、他の書き方があるのかは、意見が分かれると思います。
---------------------------------
Infospire Kayano