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実験的なインスタンス?

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VisualStudio2017は拡張機能を利用することで機能を拡張することができます。
この拡張機能はVisualStudioでプログラムして作ることができます。
この拡張機能を自分でプログラムしてデバッグしようとした時に、それはVisualStudio内で実行されなければなりません。
仮にプログラムを行っているVisualStudio内で拡張機能も実行させたとします。
そうすると拡張機能がデバッグ実行でブレークをした時、VisualStudio全体も止まってしまいます。
ステップ実行のボタンもクリックに反応しませんし、再開のボタンも同じです。
つまりデバッグが出来ないという事になってしまいます。
これを回避するにはプログラムを行っているVisualStudioとは別に起動させたVisualStudioで拡張機能を実行させれば、全て止まることが無いのでデバッグできることになります。
ところが、問題はこれだけではありません。
拡張機能とはVisualStudioに密接に組み込まれて動作します。
そのため、バグのある状態の拡張機能を組み込んでしまうとVisualStudioの動作の不具合が出て、起動できなくなったり、書いていたソースコードを壊すなどの致命的な事が起きてしまう可能性があります。
単に別のVisualStudioを起動しただけでは同じVisualStudioの環境設定ファイル等を共有してしまうために、不具合のある拡張機能を読み込むようにしてしまった環境設定もまた共有してしまいます。
デバッグしようとしても環境設定が壊れてしまうのでは困ります。
これを回避するには、環境設定を別にしたVisualStudioを起動させてた中で拡張機能を実行させてやることで、元のVisualStudioの環境が壊れないようにできます。
つまり、この別の環境設定で実行させるVisualStudioが「実験的なインスタンス」と呼ばれるものになります。
拡張機能の例を挙げましたが、元の環境設定を触らずに別のテスト環境で作業したいといった事であれば、同様に「実験的なインスタンス」のVisualStudioで作業をすることはいつでもできます。個別に明示されていない限りgekkaがフォーラムに投稿したコードにはフォーラム使用条件に基づき「MICROSOFT LIMITED PUBLIC LICENSE」が適用されます。(かなり自由に使ってOK!)
- 回答の候補に設定 Haruka6002Microsoft contingent staff, Moderator 2019年2月7日 6:39
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indypapaさん、こんにちは。フォーラムオペレーターのHarukaです。
MSDNフォーラムにご投稿くださいましてありがとうございます。
実験的なインスタンスでは、実際にVisual Studio拡張機能パッケージをロードしてデバッグすることができます。
変更される可能性のあるテストされていないアプリケーションからVisual Studio開発環境を保護するために、
VSSDKには実験に使用できる実験用スペースがあります。
通常どおりVisual Studioを使用して新しいアプリケーションを開発しますが、
この実験的なインスタンスを使用してそれらを実行します。
詳細については、これを確認してください。The Experimental Instanceどうぞよろしくお願いします。
MSDN/ TechNet Community Support Haruka
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